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■涙の海で抱かれたい
評価:
■1982年3月PART9------------------リョーコ「昨日、父が弁護士を通じて全員の前で生前贈与の通知を行ったわ」オレ「そう?それは良かった(笑)」リョーコ「キョーコおねーさまはお見えにならなかったので、ご子息3名と私だけだったけど」オレ「キョーコからは相談があったけど、あいつは興味ないみたいだったよ(笑)」リョーコ「内容はご存知でしょう?」オレ「いや、ジーさんとは入院当日に会ったきりそれ以降は会ってない」オレはコーヒーカップを持って通りを見ながらそれを口にした。いつものようにスカイ・マンションの1Fのオープンカフェで横山と朝の打合せをしている時にリョーコがやってきた。横山は気を利かせて先に退席した。リョーコは横山と入れ替わるようにオレの前に座った。そして話し始めた。リョーコ「ご子息3名と私、そしてキョーコさんと紗也乃さんの合計6名が均等に15億円づつの財産分与を受ける事になったの」「異議を唱える者は、その権利を放棄したものとみなされる」「他にも親戚、縁者に小額の贈与があったみたいだけど」「それでも個人資産300億のほぼ3分の1ね」「残りは基金にして社会還元するって言ってたわ」「そして最大の関心事の「松村興産」だけど、現在在職する社員を関連会社に出して、資産運用会社に任せるそうよ。利益は基金の原資に充てるらしいわ」「これで完全に一族から切り離した形になるそうなの」オレ「ふーん」今日の午後、大阪城公園の桜の下で「花見」をする。それがニューヨーク行きの壮行会も兼ねている。外は温かく天気も良かった。オレは特に関心がないように聞いていた。リョーコ「ご子息達は内心では忸怩たるものがあるんでしょうけど、誰も逆らえない。」「遺産相続と違ってまだ健在な内に分与を決められてしまったのでどうしようもないというのが現実ね」オレ「そう」リョーコ「正直、こんな結果になるとは思わなかった」「あなたの提案なんでしょ?」オレは向き直ってリョーコの顔を見た。オレ「オレはさっさと財産を整理してしまえ!それが出来ないのならニューヨークへは連れて行かない。って言っただけさ」」リョーコ「そう(笑)」オレ「15億、一生遊んで暮らせるじゃないか?不服なのか?」リョーコ「ううん。その15億円も毎年1億円づつ15年にかけて支払われるそうなの」「ある意味、これで良かったんだと思えたわ」「あのまま、欲の皮が突っ張ったままだとそれこそあなたの言う通り一生人を信じられないし、人を愛せない人間になってたわ」「そういう意味では気持ちの整理もついたし、NYへ行ってあなたに譲ってもらったレストランで一生懸命頑張りたいと思うんだけどダメ?」オレ「リョーコ。お前のその名前に免じて・・・許可してやるよ(笑)」リョーコ「ありがとう^^でも、名前がどうして?」オレ「(笑)」リョーコ・・・何を狙ってる?まだ何かあるのか?まーいい、暫くはそうしていい子で居てくれオレは立ち上がった。次の約束の時間が迫っていた。オレはそのまま歩いて心斎橋に出た。周防町を東に歩き菊水亭に向かった。▼11時・・・「菊水亭」離れオレ「遅くなりました」松村「いや、わざわざ済まない。少し早いけど食事にしよう^^」外から声がかかり菊水亭の主、山城さんが現れた。久しぶりのような気がした。暫く料理の話をしてオレたちの前に昼食を用意した。そして部屋を出た。紗也乃ママ「ユーちゃん。どうぞ^^」紗也乃ママはビールを持った。オレはグラスを持ち紗也乃ママに注いでもらった。松村「少しぐらいいいんじゃないか?」紗也乃ママ「じゃー少しだけ」そう言って紗也乃ママは松村さんのグラスにほんの少しビールを注いだ。きっとドクターストップがかかっているんだろう。オレは新しいビールを持ち紗也乃ママに注いだ。軽くグラスを上げてオレはビールを飲んだ。料理に箸をつけた。松村「昨日、ユーちゃんの言う通りケリをつけた」オレ「そーですか」松村「もう聞いたかね?」オレ「さっきリョーコちゃんから」松村「うむ。京子は仕事で来れなかったんだが・・・受け取ってくれるよな?」オレ「オレに聞かれてもわかりません」オレはあえて不機嫌そうに食事をしていた。松村「ワシは・・・ニューヨークで闘病生活をしたいと思ってる」オレ「いいんじゃないですか」松村「ニューヨークのレストランの方は?」オレ「変更はありません」松村「うむ。ありがとう」オレ「ケリが付いたのなら予定通りで行きましょう」オレはビールを飲み干した。紗也乃ママがビールを注いだ。紗也乃ママ「よかったーありがとう。ユーちゃん^^」オレ「向こうへ行けばただのジーさんだ。また楽しくやりましょう^^」松村「そうか。そう言ってくれるか^^」オレ「(笑)」紗也乃ママ「今日お花見なんですって?」オレ「ええ、大阪城公園で^^ちょっと風が冷たいようですけど、その後「田よし」で大宴会です。良かったら来てください」松村「それではワシらはここで桜を眺めて、その後大宴会に参加させてもらうよ」オレ「じゃーそろそろ行って来ます(笑)」オレは立ち上がって先にそこを出た。一旦スカイ・マンションの自宅に戻り着替えた。ジーンズとTシャツそして薄手の革ジャンを羽織ってショーコと共にタクシーを拾って大阪城公園に行った。すでに会場は縄張りがしてありギャラクシーの黒服たちが場所を確保していた。周辺にもすでに大人数の花見客が居た。菊水亭の仕出しと酒類が豊富に用意され、晴天の中、満開の桜の下に続々と人が集まってきた。ギャラクシー、泉、エスポワール、ローズマリー各店のママ達とホステス。ファミリー不動産のメンバーなど総勢で50人を超えた。カラオケのマイクをとって司会の横山が進行をした。オレが挨拶をさせられた後、騒がしい宴会が始まった。理沙、理恵、佐和子、加奈子、ショーコ、四方、そしてそれぞれの店のチーママやホステス達。少し離れて見ているとそれぞれ個性的でイイオンナ達だった。前田「これだけのキレイどころはめったに揃わないですよね^^」オレ「ん?そーいや初めてじゃないか?」松井「ムーさん。ちょっとは心配でしょう?(笑)」オレ「あー心配で心配でたまらないよ(笑)」前田「これだけは代わってあげられませんからねー困ったもんです(笑)」理恵「マエちゃんが何を代わってくれるの?^^」理恵がビールを持ってやってきた。オレは紙コップを前に出してそれを受けた。オレ「前田は横山と代わって先にニューヨークへ行きたいんだって^^」理恵「あーまたエッチな話してたでしょう?どうせ金髪女がどうとか(笑)」前田「すぐにオレも行きますからムーさんに先に色々調べておいて貰おうと思って^^」理恵「ダメよーユーちゃん。そんな事に夢中になったら(笑)」松井「なんか心配だなーオレも夏には行けそうですから、それまでは大人しくしてて下さいよ」オレ「あははは^^一応仕事で行くんだから、そんなフラフラと遊んでいる時間なんてないさ(笑)心配するな!^^」オレは立ち上がって順番に参加者全員にビールを注ぎ、また注いで貰いながら短く話をして回った。そして風も冷たかったこともあり、1時間ほどで花見を切り上げて道頓堀の「田よし」で2次会となった。全員が持ち込んだカラオケで歌い。何かしら芸をし、しっかり食って飲んだ。途中から松村さんと紗也乃ママが合流した。オレは普段あまり接触のないホステスたちとバカ騒ぎして飲んでいた。さっき一通りママたちのところへ行ったが、何故か胸がいっぱいになり涙がこぼれそうになった。暫く会えなくなると思うと、どんな言葉をかけていいのかも分らなくなったし、みんなの手前抱きしめるわけにもいかなかったし、すぐにそこを離れてしまった。4時を過ぎる前に大宴会は終了した。早番の連中は店に、そうでない連中も三々五々店を出た。そして3次会、「田よし」の2階席の部屋に場所を変えた。松村さん、紗也乃ママ、理恵、ショーコ、松井、前田、田川、らが残っていた。オレ「それにしてもうちにあんなにイイオンナ達が居たなんてびっくりだよ^^片っ端からキスしたくなった(笑)」理恵「何言ってんのよ^^店で彼女達がくっついて来ると逃げ回ってたくせに^^」前田「それは佐和子ママが目を光らせているからムーさんビビってたんですよ」理恵「あらユーちゃん。佐和子に弱いの?(笑)」オレ「別に弱くはないさ。。。」松井「まームーさんはほとんどの女性に弱いから^^」オレ「そうそう^^そーゆー事にしておいてくれ(笑)」それぞれのグラスにビールが行き渡り何度目かのカンパイをした。松村「ちょっといいかな?」「ここにいらっしゃるのは皆さんユーちゃんに近い人ばかりだからちょっと挨拶させてもらっていいかな?」拍手が沸き起こった。「ユーちゃんとは色々あって、昨日まで「ニューヨークには連れて行かない!」とまで言われてたんだが、なんとか許して貰って連れて行ってもらえる事になりました^^」「向こうへ言ってもすぐに迷惑ばかりかけると思うんですけど、どうぞ皆さんあらためてよろしくお願いします」そう言って松村さんは頭を下げた。皆はどこまで分っているか知らなかったが、それぞれがまた拍手をした。理恵「松村さん。こちらこそユーちゃんをよろしくお願いします。この子はこう見えて気が短くてすぐにひとりで行動してしまうので・・・どうか相談に乗って意見してやって下さい」松村「はい^^私でよければいつでも」オレ「なんだよオレのオフクロみたいじゃねーか?(笑)」田川「理恵ママ。ムーさんにひとりでアブナイ事させませんから安心して下さい。」前田「田川。お前じゃちょっとまだ安心できないんだけどなー(笑)」松井「うん。ひとりじゃなくて、ふたりでアブナイ事したらいいってもんじゃないぞ」田川「わかってますよーちゃんと止めますからっ!(笑)」オレ「お前らまで何だー?オレはまるでそこらの不良少年みたいじゃないか」松村「あははは^^不良少年か?まったくその通りだ(笑)」「でもユーちゃんはいいなー^^こんなにいい仲間、いや家族がいて羨ましいよ」田川「松村さん。向こうへ行ったら、きっともっと楽しいですよ^^」理恵「そーね^^ショーコちゃん。ユーイチの事お願いね」ショーコ「あっはい。しっかり不良少年の面倒をみさせてもらいます^^」オレ「あははは^^」オレは一気にビールを飲んだ。松村さんは最初の一杯だけで、ここでもウーロン茶を飲んでいた。理恵「松井君。「蒼い龍」の伝説知ってる?」松井「いえ・・・知りません。聞いた事ないですね?」理恵「前田君は?」前田「なんでもミナミに「蒼い龍」を持つ女が居て、その女に惚れられればあらゆる成功が手に入るというヤツですか?」理恵「へーそんな風に思われているだ。田川君ちょっと灯りを消してくれる」田川「はい」田川が壁面のスイッチを操作して天井の蛍光灯を消した。部屋が一瞬暗くなったが、窓の外から入る灯りでそれほどでもなかった。理恵は立ち上がって席を離れた。そしていきなり和服の帯を解き始めた・・・オレは制止するのも忘れてそれを見ていた。そして理恵は後ろ向きに座って上半身裸になり背中の「蒼い龍」を見せた。「うっ」誰かの息を呑む声が聞こえた。理恵はゆっくりとそのまま立ち上がった。着ていたものが落ちた。後ろ向きだが全裸だった。背中から尻、ふとももにまで伸びた「蒼い龍」が見えた。しばらくそのまま理恵は立っていた。そしてまたゆっくりと座り着物を付け始め、そのまま廊下へ出た。ショーコが後を追った。誰も声が出なかった。オレ「田川、灯りをつけろ」部屋が明るくなった。前田「ムーさん。アレは・・・」松井「まさか理恵ママが・・・」オレ「あははは^^そう。理恵ちゃんが「蒼い龍」の女なんだ」松村「それにしても・・・恐ろしいまでの「妖艶さ」だ」紗也乃「ユーちゃんの強さの秘密ね」障子が開いて理恵が入ってきた。後ろにショーコが居た。理恵「ごめんねー変なモノ見せちゃって^^」松井「いえ・・・強烈に魅入られました」前田「龍の女・・・すごい!の一言です」田川「理恵ママ・・・」理恵「もうコレっきりだし、絶対にこの秘密は守ってね^^」オレ「・・・」理恵「あらユーちゃん怒ってる?」オレ「いや、申し訳ないなーと思って」理恵「どーして?」オレ「なんとなく(笑)」松井「そうだったのか・・・あの龍がムーさんを守ってたんだ」理恵「違うわよ^^ユーちゃんを守っていてくれたのは、松井君と前田君じゃない」前田「いやー絶対あの龍だ!うん^^」オレ「前田。理恵ちゃんのお乳きれいな形だっただろう?」前田「あーーー龍に目が行ってて、そこ見落としましたーちくしょーオレとしたことが(T▽T)」松井「うっオレも・・・見てなかった。。。」田川「お尻もキレイだった・・・」オレ「バーカめー(笑)」理恵「あははは^^残念ね!もう見せてあげない(笑)」ひとしきり騒いだ後、3次会は終了した。オレは皆と共にギャラクシーへ行った。事務室で夜用のスーツに着替えて特別室に理恵と二人で入った。オレ「急にどうしたんだよ」理恵「自分でもよくわからない。みんなに見せたくなったの」オレ「オレがオフクロみたいだ。って言ったからだな?(笑)」理恵「そうかも知れない。私はユーイチのオンナよ!って事を知らせたかったのかも知れないわ(笑)」オレ「ああ。間違いなくそれは強烈に伝わった^^」理恵「だったら良かった^^」オレは理恵を軽く抱いた。オレ「ニューヨークへ行ってもオレを守ってくれ」理恵「毎日お祈りするわ^^」オレ「時々来てくれよな・・・」理恵「うん。。。」オレは理恵にキスをした。その場で犯したくなったが・・・我慢した。オレ「佐和子とふたりで話をしてくる」理恵「ユーちゃん・・・知ってるの?」オレ「ああ。大丈夫だ。心配ない」オレは特室を正面から出た。客の入りはまずまず、ギャラクシーの女たちが艶やかにテーブルを回っている。オレはゆっくりと歩きながらその様子を見ていた。カウンターの横に立った。バーテンの東山がジン・トニックを作ってオレの横に置いた。オレは一口飲んだ。オレ「旨い!清水さんの!いや、東山スペシャルだ^^」東山「ムーさん。ありがとうございます^^」佐和子が近づいて来た。佐和子「東山君のカクテル。好評よ^^」オレ「うん。毎日飲みたいのに・・・そうも行かない」佐和子「残念ね(笑)」オレ「ちょっと出よう」佐和子「えっ?」オレ「話がある」佐和子「・・・はい」オレたちはEVに乗り7階で降りた。そしてクラブ「泉」に入った。黒服にボックス席に案内された。今日子ママがすぐに挨拶にきた。今日子「まー佐和子ママとご一緒なんて珍しい^^ひとりで来るのがおっかないんでしょう?(笑)」佐和子「ムーさんはシャイだから、今日子ママに迫られるのが恥ずかしいのよ」今日子「迫らないから今度はひとりで来て下さいね^^ムーさん」オレ「はいはい^^」ウエイターがブランデーセットを持って来た。水割りを2つ作ってオレたちの前に置いた。佐和子「今日子ママは私と同じ年なのになんかそうは見えないわよね?」オレ「どっちもイイオンナだよ^^佐和子はシロートっぽく見えるのがいいんだろうな」佐和子「あらっどうしたの?^^」オレは水割りを口にした。オレ「佐和子・・・ケンちゃんと結婚しろ」佐和子「えっ」オレ「あいつお前に惚れてる。お前も実はそうなんだろう?」佐和子「石井さんが・・・何か?」オレ「あいつがそんな事をオレに言うわけがない。お前がケンちゃんを好きなのはなんとなくわかってたけどな(笑)」佐和子「・・・」オレ「石井は独立させた。お前が嫁になってサポートするんだ」佐和子「私は・・・ギャラクシーの女よ!あなたの女よ」オレ「オレじゃーお前の望をかなえてやれない。本当に好きな男と一緒になれ」佐和子「・・・ユーイチ」オレ「石井はカタギになった。そしてオレたちの家族だ。ましてや・・・弟分だ。松井や前田と同じぐらいオレは石井が好きだ」「もうお前とエッチできないかと思うと・・・淋しいけどな(笑)キスはいっぱいしよう^^」佐和子「・・・はい」オレ「うまくやれよ^^」オレは席を立ってそのまま店を出た。うっすらと涙を浮かべた佐和子を見てると心が痛かった。でもきっと死んだヤクザ、叔父だった高橋も喜んでるさ。。。オレはMaggieへ向かった。店に入ると奥のテーブルで横山とキョーコが待っていた。オレ「すまん。遅くなって」キョーコ「ううん。さっき来たところよ^^横山君と楽しくやってたの(笑)」オレ「そーか。それはとんだ邪魔をしたな^^」横山「あははは^^もうフラフラですよ!キョーコさんに勧められて(笑)」オレ「いやーお前も酒強くなったよ!今日は昼間から飲み続けだもんな^^」横山は「田よし」の宴会を途中で抜けて来阪するキョーコを新大阪の駅まで迎えに行ってくれた。キョーコはオレの水割りを作って前に置いた。オレはそれを口にした。キョーコ「お花見もしてたんでしょう?^^キレイどころいっぱいで」オレ「おう^^もう昼間っからメロメロになっちまった(笑)」キョーコ「そう。良かったわねー(ーー;)」横山「キョーコさん。怒らないで^^」キョーコ「あら!こんなことぐらいで怒らないわよ(笑)あとでいっぱいユーイチにキスしてもらってご機嫌とってもらうからっ^^」横山「キョーコさん。そんな・・・」オレ「キョーコ。横山はお前がウンチもしないと思ってるんだから、そんな事言っちゃーダメだ(笑)」横山「ムーさん。キョーコさんがウンチしないなんて、そんな事オレ言ってないじゃないですか」オレ「この間言ったじゃねーかー」横山「それは、エッチを・・・あっいや、すみません(笑)」キョーコ「あはっ^^なんだか変な話になっちゃった?ごめんね。横山君」横山「キョーコさん。ムーさんはスケベだから気をつけて下さいね」オレ「ぎゃははは^^」キョーコ「はぁ〜い(笑)じゅうぶん気をつけまーす^^」横山「じゃーオレはこれで^^もうフラフラですから(笑)」オレ「おう^^気をつけて帰れよー(笑)」キョーコ「横山君。ありがとう^^気をつけてねー」横山はそれでもしっかりと歩いているつもりのようだったが・・・相当酔っているように見えた。オレ「オレがスケベだって、あのバカは(笑)」キョーコ「何よ!横山君はあんなに私の事心配してくれてるわ(笑)」オレ「そーだな^^」キョーコ「でも楽しぃーーー^^」土曜日・・・店も混んで来たのでオレたちは外へ出た。キョーコはホテルを予約していないと言うので、オレは生玉のホテル「キング・コング」へ連れて行った。キョーコとここへ来るのは初めてだった。キョーコ「なんかいい感じね^^オキナワのホテルみたい」オレ「そーいや、キョーコがオキナワに来た時・・・まだ19だったよな(笑)」キョーコ「そーよユーイチも19だった。あなたが夏休みで長期出張だったから会いに行ってあげた^^」オレ「センパイが羨ましがってた。あんなキレイな子を彼女に出来て、お前幸せだなーって」キョーコ「私たちにステーキ奢ってくれたセンパイでしょ?」オレ「あーそうだったな。でもその後すぐにあの水中事故があって・・・死んだ」キョーコ「うん。。。」オレはキョーコを膝に乗せて抱き寄せてキスをした。舌を入れてキョーコの舌を強く吸った。キョーコはオレの首筋に腕を回してそれに応えた。オレ「キョーコ。オレは変ったか?」キョーコ「うん。少し優しくなった(笑)」オレ「ははは・・・そっかオレは前は優しくなかったんだ(笑)」キョーコ「でも他は全然変らないわ」オレ「女ったらしになって、嫌なヤツになってないか?」キョーコ「んーーーでも許してあげるわ^^」オレ「なんで?」キョーコ「私も人の事言えないし、あんまりユーイチの傍に居てあげられないし」オレ「ずっとニューヨークに居ろよ」キョーコ「そうしたいけど、仕事もあるし・・・」オレ「そっか。ちょっとビールとってくる」オレはキョーコをベッドに降ろして冷蔵庫に向かった。ビールとコークの缶を出してプルトップを引いた。オレはコークをキョーコに渡して、ベッドの前にイスを持ってきてそこに座った。オレ「松村さんが・・・お前に遺産として15億円受け取ってくれって言ってた」キョーコ「えっ?」オレ「毎年1億づつ15年間に分けてくれるって」キョーコ「・・・ダメよ」オレ「わかってるけどな」キョーコ「おかーさんに怒られる」オレ「・・・」キョーコ「おかーさん最後まであの人の援助を受けなかったのよ」オレ「オレもお前がそう言うだろうと思って断っていたんだけどな」キョーコ「だったらいいじゃない^^」オレは缶ビールを口にした。オレ「お前、オレが松村さんに何か引け目を感じてるんじゃないか?って言ってたよな」キョーコ「やっぱり何かあるの?」オレ「お前のおかーさんには引け目いっぱい感じてるけど、お前の親父、松村さんにはそんなもんこれっぽちもない」「だけど、松村さんもう長くないんだ。ガンなんだ。持ってこの夏ぐらいまでだろうって主治医が言ってる」キョーコ「そんな・・・」オレ「それをオレ、松村さんより早く知ってしまったんだ」「それからなんとなく松村さんの意に沿うようにしてきた」「やっかいなジーさんなのにな(笑)」キョーコ「・・・」オレ「昨日の財産分与の時に、その事もオープンにしたらしい」「そしてニューヨークへ行って終末医療の中で最後を迎えると言ったそうだ」「息子たちは誰も反対も賛成もしなかったそうだ」「関心がないらしい・・・財産分与に不満もあったせいかも知れないけどな」オレはビールを一気に飲んだ。オレ「キョーコはおかーさんの病気知ったのいつだ?」キョーコ「えっ?」オレ「ガンだとキョーコが知ったのはいつだ?」キョーコ「確か・・・5月よ」オレ「覚えてるか?アレは1月だった。オレが襲われてケガをしてお前のところで三日間世話になったよな」「あの時、お前が出かけてた時、おかーさんに頭の包帯変えてもらった」「ダイニングのテーブルの前にオレが座ってて、おかーさんがガーゼと包帯を変えてくれるんだ。」「顔のすぐ前に胸があって、いい匂いがしてオレ思わず抱き付いてしまった」「おかーさんも抱きしめてくれてた^^」キョーコ「えーーー私の居ない時に、そんな事したんだ(笑)」オレ「オレはもうドキドキしてエッチしてもいいのかなーなんて思って(笑)」キョーコ「バカっ!それでどーしたのよっ!まさか・・・」オレ「うん。乳は確かに掴んだ。そしたらおかーさんが言うんだ」「私が居なくなってもキョーコの事お願いね!って、そして暫くそうしていた」キョーコ「結局それで終わったの?ほんとに?(笑)」オレ「あー何もなかった(笑)」「8月におかーさんが死んだって聞いて・・・思い出したんだ」「私が居なくなってもキョーコの事お願いね!って言われた事を」キョーコ「あーーーそんな事、じゃーおかーさんその時にもう病気の事知ってたって言うの?」オレ「うん。オレはそう思う」「オレバカだから、ドキドキしてて全然覚えてなかったんだけど、死んだと聞かされた時に初めて思いだした」「お見舞いに行ってたらきっと思いだしてた。」「いや、またお願いされたかも知れない」「そしたらオレは絶対お前を結婚させなかった」「お前がこの間みせてくれたおかーさんの遺書にもそう書いてあった」キョーコ「ユーイチ。ごめんね・・・でももうずいぶん前に終わったことよ」オレ「そーだな。だからかも知れない」「もうひとりのお前の親を安心させてやりたいと」キョーコ「・・・」オレ「最近お前おかーさんと同じコロンつけてるだろう」キョーコ「うん」オレ「お前の胸に顔を埋めたら・・・同じ匂いするもんな^^」キョーコ「ユーイチはほんとバカなんだから、おかーさんとしたかったんでしょ(笑)」オレ「うん(笑)」キョーコ「わかったわ。ユーイチの言う事聞く」オレ「ほんとか?」キョーコ「ユーイチの言う事だったら、きっとおかーさんも怒らないわ(笑)」オレ「明日。おかーさんのお墓へ行って報告しよう」キョーコ「うん^^」翌朝、早くにホテルを出て車を飛ばし芦屋まで行った。芦屋駅前の花屋でバラの花束をつくってもらって、キョーコとふたりで芦屋霊園まで行った。そしてふたりでキョーコのおかーさんの墓の前で手を合わせた。ミナミまで戻って、松村さんの家に行った。キョーコは松村さんに礼を言い。松村さんはキョーコが金を受け取ることに驚くほど喜んだ。松村さんもきっと、キョーコのおかーさんがそうだったように受け取って貰えないかも知れないと思っていたのだろう。キョーコを新大阪の駅まで送って新幹線に乗せた。すぐにニューヨークへ来ることを約束させてオレはキョーコを見送った。▼11時・・・スカイマンション1110号オレはインターフォンを鳴らし鍵を使って入った。玄関でショーコが出迎えてくれた。オレ「ただいま^^」ショーコ「おかえりなさい^^」オレは上着を預けてリビングに入った。ソファの向こうの障子を開けて窓の外の景色を見た。もうすぐこの景色も暫く見れなくなる。すぐに珈琲のいい香が漂ってきた。オレはダイニング・テーブルの方へ行き、そこのイスに座った。ショーコ「昨日はよく飲んだでしょ?」オレ「ははは^^昼間っから飲みっぱなしだったからな!ショーコは飲んでなかったんじゃーないか?」ショーコ「あーいう席では酔うわけにはいかないもの」オレ「そっか」何故?とは聞かなかった。ショーコは皿の上に珈琲カップを載せて淹れ立ての珈琲をオレの前に置いた。そうしてからあらためてフレッシュを入れた。ショーコ「蒼い龍・・・すごかったわね」オレ「ははは^^」ショーコ「本当にあ龍ががユーイチを守ってるんだと思った」オレは珈琲カップを持って、それを口にした。オレ「理恵と一緒に部屋を出て行ったけど何してたんだ?」ショーコ「着替えの場所を確保して着替えを手伝ってた」オレ「さすがだな^^」ショーコ「でも、ちょっと自信がなくなっちゃった・・・」オレ「どうして?」ショーコ「あんなキレイな体で、あんなすごい龍が居て・・・理恵ママやっぱりユーイチのオンナなんだって」オレ「あははは^^きっと理恵はそれが言いたかったんだろな」ショーコ「着替えの時に「ニューヨークではあなたがユーイチをその体で守るのよ」って言われたわ。どうしよう?」オレ「理恵の言う守るって言う意味は・・・(笑)」ショーコ「なに?」オレ「その体でユーイチといっぱいエッチをしなさい!って言ってるんだ(笑)」ショーコ「えっそーなの?」オレ「そうだよ^^」ショーコ「あはっ^^ちょっと安心した(笑)」オレ「あははは(笑)」本当はもっと色んな意味もあるんだけど、ショーコに理恵と同じ事をしてもらいたくなかった。ショーコにはショーコの良さがあるのだから・・・電話が鳴った。ショーコが取った。ショーコ「はい。ムトーでございます」「えっいえ、違いますけど」「はい。秘書の加納と申します」「はい。少々お待ち下さい」ショーコは受話器を手で押さえてオレの方を見た。ショーコ「たぶん。おかーさまかと?」オレは迷った。考えている間に時間が経った。オレ「居ない。と言ってくれ。今出て行ったと」ショーコ「申し訳ありません。たった今、外出したようでいらっしゃいません」「はい。はい。承知いたしました。」「はい。お伝えいたします」「はい。失礼いたします」ショーコは電話を切った。オレ「スマン・・・」ショーコ「連絡が欲しいとおっしゃっていました」オレ「うん。悪い、珈琲をもう一杯」ショーコ「はい」オレ「いや、いいや。ちょっと出てくる」オレは地下駐車場まで行きアウディーに乗った。そして南港まで走った。時間を調べるとタイミングよく30分ほど待つだけで乗れそうだった。オレは乗船チケットを買った。そしてアウディーの車内から何本かの連絡を入れた。南港から高知行きのフェリー。この間は玲子と裕人の3人で数少ない特1等船室に初めて入った。まるでホテルの仕様の部屋、快適な船旅だった。今回は2等船室、ただ広いだけの大部屋・・・もう少し工夫があっていいと思った。オレは売店兼食堂のようなところで昼メシを食い、高知の道路地図を買った。揺られる事9時間・・・船は高知港についた。車を出して地図を見ながら走った。初めて走る道。夜だと余計わかりづらい。それでも市内に出て目的の場所に着くことが出来た。オレは車内から電話した。女「はい。広瀬です」オレ「ムトーです」女「ユーイチ・・・元気?」オレ「ああ。玲子は?」女「なんとかやってる」オレ「そっか・・・ちょっと降りて来てくれないか?」女「えっ!?あなたまさか・・・」オレ「ああ。大崎マンションの下にアウディー停めてる」女「・・・わかった。すぐに降りる」オレは電話を切って車外に出て待った。暫くするとマンション入り口から玲子が出てきた。オレ「不便だろうと思って、車持って来た」女「わざわざそんな事の為に?」オレ「ああ」女「どうぞ狭いところだけど上がって(笑)」オレ「・・・うん」オレは玲子とふたりでEVに乗り3階で降りた。通路は外に面していた。そして普通にスチールのドアが付いている構造だった。玄関を入るとすぐにキッチン、6畳ほどの広さだった。テーブルの前のイスに座った。女「裕人と2人だからね。この程度でちょうどいいの(笑)」玲子は冷蔵庫からビールを出した。グラスを用意してオレの前に置いて正面に座った。オレはグラスを持った玲子はビールを注いだ。玲子「それにしてもびっくりした^^」オレ「うん。急に思い立ったから(笑)」玲子「相変わらず驚かすのが好きね(笑)」オレ「昨日、宴会だったんだ。ニューヨーク行きの壮行会みたいな」オレはビールを口にして半分ほど飲んだ。玲子「そう^^楽しかったでしょうね。たくさん人が集まって」オレ「うん。ようやく全部終わった。この1ヶ月あれこれ色んな事があって」玲子「横山君からある程度聞いてる。ムーさんは人の為に苦労して駈けずり回っているって」オレ「ははは^^気がついたら女房には逃げられて、自分の親は放ったらかしで、何してるんだか・・・」玲子「ごめんね。。。」オレ「明後日出発なんだ」玲子「そう」オレ「コレ車の鍵置いとくよ!じゃー」オレは立ち上がった。玲子「待って!もう遅いし泊まっていって!」オレ「いいのか?」玲子「もちろんよ^^」オレ「そう。ほんとは寝るところも決まってなかったんだ(笑)」玲子「お腹も減ってるでしょ?お蕎麦で良かったらすぐに用意するわ^^」オレ「うん」色んな事を想像しながらやってきたが・・・とりあえずホッとした。オレは目の前のビールをようやく一気に飲みした。玲子は目の前のキッチンで動いている。その背中を見ながら・・・抱きしめたくなった。玲子。なんでこんなところで暮らしてるんだ。オレ「裕人は?」玲子「向こうの部屋でもう寝てるわ」オレ「見ていいか?」玲子「うん」オレは引き戸になっている部屋を開けた。そこは玲子の部屋だった。和室でベッドはない。ドレッサーと新しく用意したのか収納用の箪笥が2本入っている。玲子「あっその隣よ」オレは戸を閉めてそのまま続きになっている部屋の襖を開けた。おもちゃにぬいぐるみ。そしてパネルになったオレの写真が何点か壁に飾られていた。小さな布団で大の字に寝ている子供・・・近寄ってみた。元気そうな寝顔だった。玲子の声がした。オレはテーブルに戻った。オレ「ずっとこっちで暮らすのか?」玲子「そうよ^^できたわ^^どーぞ!お替りしてね」竹で編んだ皿に蕎麦が盛られていた。そして大きなダシ巻玉子・・・オレの大好きな定番のメニューだった。オレ「いっただきまーす」玲子「あなたおじーさまにそっくりなんですって?」オレ「さーオレが生まれた時にはすでに居なかったから知らない」玲子「おとーさまは来年定年退職だって、そしたらあなたとも仲良くやれるかも知れないのにって」オレ「・・・もしかしてオフクロ来たのか?ここへ?」玲子「1週間ほど前に・・・おみやげに裕人のおもちゃを持ってきて下さったわ^^」オレ「・・・」玲子「できたら神戸に来て住んだら?って言われたわ」オレ「それで?」玲子「それはもう無理ですってお応えした」オレ「たまにはオフクロも良い事言うなー(笑)」玲子「えっ?」オレ「神戸だったらいいな」「オレが育った街で裕人も育てるんだ」「小さなコーヒーショップでもやればいい。」「赤字でもいいじゃないか^^LINDAや東洋ビルがあるんだし」「大阪には一切出ないで、神戸だけで暮らせばいい」「うん。それがいい(笑)」オレは一気にまくし立てた。それまで考えてもいなかった事を・・・落ち込んでいたはずの気分が一気に高揚した。そう言えば玲子はもうひとり欲しがっていた事を思い出した。オレ「もうひとり裕人の妹をつくって、神戸で待ってろ!」玲子「ユーイチ。私たちもう離婚したのよ!あなたの周りの環境もそれで変ったわ」オレ「オレの事なんてどうでもいい(笑)」「玲子はもうムトー商会の人間に関わらなくていい。」「ファミリーは存在するが、それとオレの個人的な家族は別だ」「現にオレの親はオレに一切関わっていない」「玲子はもうミナミのオンナじゃない。誰にも気を使ったり、遠慮しないでいい」「神戸に帰って来い!」玲子「勝手な事ばかりしたのに・・・許してくれるの?」オレ「あははは^^そんな大げさな話じゃないさ」「女房が怒って1ヶ月ほど実家に帰ってた」「男は侘びを入れて迎えにきた」「よくある話じゃないか(笑)」オレは玲子の後ろに回った。イスに座っている玲子を後ろから抱いた。玲子の匂いがした。オレはそれをいっぱい嗅いだ。玲子は泣いているようだった。思わずオレは玲子の乳を揉んだ。オレ「ここは玲子に似合ってない」「裕人にも兄弟が必要だろう」「神戸で自由に華やかに暮らそう」玲子「ユーイチ。。。」玲子「神戸はいいぞー^^」玲子は振り向いた。オレはキスをした舌を使って玲子の舌を強く吸った。玲子は寝室に行き布団を敷いた。そして濃厚なセックスを時間をかけてした。玲子は声をあげオレの名前を何度も呼びながら、何度もいった。オレも玲子の穴で何度もいき放出した。翌朝・・・裕人を連れて3人でアウディーに乗って観光名所を回った。写真を撮り、ファミレスで昼食をとり暑いぐらいの天気の中、親子3人でひさびさに過ごした。高知市内の割烹料理店で夕食をとり、オレは高知港まで送って貰った。アウディーはそのまま置いていった。翌朝8時に南港へ到着した。タクシーを拾ってミナミに戻った。▼9時・・・スカイ・マンション1Fカフェ前田「そーでしたか。それは良かった!^^」オレ「スマンな最後の最後までドタバタして(笑)」前田「いえ、任してください^^岡本、本山のあたりのマンションですね。改装も含めて沢木さんにお願いしていい環境をつくります」オレ「うん。頼む^^」前田「あのあたりは高級住宅地ですし、文教地区で学生も多いし子育てにはぴったりですよ!」オレ「そーだな(笑)」前田「あっ!ムーさんの地元でしたよね(^。^;)」オレ「(笑)たぶんオレは帰れても年末になると思うけどな」前田「珈琲ショップの方は玲子さんが引越してからでいいですよね?」オレ「それは別に焦る必要もないから、いい物件が出るまで待ってもいい」前田「了解です」オレ「じゃーよろしく頼む^^」オレはEVに乗って1110号室に戻った。インターフォンを鳴らして鍵を使って入った。リビングへ続くドアが開いてショーコが出てきた。ショーコ「おかえりなさい^^」オレ「ただいま(笑)」オレはショーコに抱きついた。ショーコ「あっどうしたの^^」オレ「いやー帰って来てショーコが出てきてくれるとほっとするよ^^」ショーコ「嬉しいことばっかり言ってくれるのね^^」オレたちは縺れ合ったままリビングに入った。軽くキスをしてショーコを離した。そして自室に入って、ジーンズとシャツに着替えた。ライティング・テーブルを開いて電話を何本かかけた。ドアがノックされショーコが珈琲を持って入って来た。ショーコ「業務連絡はとくにありません」ライティング・デスクに珈琲を置いてショーコは立っていた。オレ「ありがとう^^ベッドにでも座ったら?」ショーコ「はい^^」オレ「あいつら夕方には来る予定だよな?来たら詳しい打合せをしよう」ショーコ「はい。でもなんかウソみたいだなー(笑)」オレ「何が?」ショーコ「今夜がここで、いえ日本で過ごす最後の日なんて」オレ「ああ。いよいよニューヨークだ^^大変だぞー(笑)」ショーコ「あなたと一緒ならどこだってヘーキよ^^」オレ「おう^^任せとけ(笑)」目の前の電話が鳴った。ちょっとびっくりしてオレはそれを反射的にとった。オレ「はい」「ん?そっか」「うん。わかった。降りていくよ」オレは電話を切った。ショーコに「ちょっと出てくる夕方までには戻る」と行って1階のカフェに行った。建物内の通路側から入って馴染みのウエイターにアイス・ティーを頼んだ。そしてオープン・カフェの方へ向かった。オレ「よっ!^^これから学校か?」ユーコ「ううん。今日は休み^^」オレ「勝手に休みにしたんだろう(笑)」ユーコ「だって、ユーちゃんは今日が最後でしょう?」オレ「ん?まーな明日出発だからな^^」ユーコ「なんだか嬉しそうね」オレ「嬉しくもあり、不安でもあり、まだ遣り残した事があるような気もして複雑な心境だ(笑)」ウエイターがアイス・ティーを持って来た。ユーコはそれにガムシロとミルクを入れてオレの前に出した。テーブルの上には同じモノがすでにあった。ユーコ「丸々4ヶ月も会えないのよー淋しくなる!って思わないのー?(ーー;)」オレ「それだけが、気がかりなんだよなー」「ユーコはしっかりしているようで子供だし」「体は大人でいいオンナになってきたし、男にもいっぱい声かけられるだろうし」「あーーー心配だ^^」ユーコ「ふふふ^^うそばっかり(笑)ほんとは全然心配してないくせに」オレ「してるさー(笑)ユーコはちゃんとオレの事を思って寝る前にオナニーしてくれるだろうか?とか」ユーコ「アホっ!!!そんな事しません!!!」オレ「じゃー誰の事考えてするんだよー(ーー;)」ユーコ「誰の事も考えないーーー」オレ「ふーーーん。じゃーオレはユーコのママの事想像してオナニーするぞっ!」ユーコ「ユーちゃん。お願い。それだけはやめて(笑)」オレ「あははは^^」そんな会話の後、オレたちはジャグジーのあるラブ・ホテルに行った。そして夕方までそこで十分なエッチをして過ごした。その後、ミナミへ戻って来て地下鉄の心斎橋までユーコを送った。▼16時・・・スカイ・マンション1110号オレはインターフォンを鳴らしてから鍵を使って部屋に入った。ほとんど同時にショーコが玄関に姿を現した。ショーコ「お疲れ様です」オレ「ただいまっ!」ショーコ「横山君がすでに来てます^^」オレ「あっそう」戻って来た瞬間のショーコの対応で来客がわかった。誰も居なければ「お帰りなさい」となり、誰か居れば「お疲れ様です」という業務対応になる。オレはリビングに入った。横山はダイニング・テーブルの前に座っていた。オレ「早かったな^^」横山「えーどうも落ち着かなくて(笑)」オレ「ははは^^なんだ緊張しているのか?」横山「なんとなく(笑)」ショーコ「私もそうよ^^さっき心斎橋をひとりでしみじみ歩いたわ(笑)」ショーコは珈琲をオレの前に置いた。オレは自分でフレッシュミルクを入れた。オレ「オレなんかやっとまた気楽にやれる!とホームに帰る気分だぜ!」横山「ムーさんは今年に入ってからも2度行ってますもんね。もう慣れたもんでしょうけど」オレ「ホテルに泊まって観光気分で過ごすのと、そこで当面暮らす生活とではまったく違うさ」ショーコ「そんなもんなんですか?」オレ「そりゃーそうだろう?何処へ行くにもタクシーいやイエローキャブに乗るってわけにもいかないし、24時間動いている地下鉄やバスをしっかりと使って生活するわけだから」横山「へー^^ムーさんが地下鉄やバスに乗るんですか?(笑)」オレ「まーこっちではタクシーしか乗らないけどな^^向こうではそうはいかない。通りでタクシーを拾うのも結構むずかしかったりするしな」ショーコ「うわータクシー拾うのも大変なんだ?」オレ「ショーコみたいなかわいこちゃんがミニスカートなんかでひとりでウロウロしてると絶対にレイプされるぞ!(笑)ちゃんとジーンズとスニーカーでいつでも走れるようにしておかないと」ショーコ「はぁ〜い^^」横山「オレも気をつけよーっと(笑)」インターフォンが鳴った。オレは部屋を出て玄関に行きドアを開けた。四方「こんにちわー^^お邪魔しまーす」オレ「おう。荷物そこに置いて!オレが持って入るから」四方「すみません」大きな旅行用のスーツケースとボストンを持ってきていた。オレはそれを玄関脇の広いスペースに置いた。オレ「四方はこの部屋初めてだろう?」四方「はい。もう玄関入った時から全然印象が違ってびっくりです。前の事務所を思いださせるものがまったくないですね」オレ「そーだな。でもそれも今日で暫く見納めだ」横山「とりあえずここはこのままでいいんですよね?」オレ「うむ。一応戻って来た時に生活する場所としてそのままにしておいてくれ(笑)」ショーコ「うん。私もここが残ってくれて嬉しい^^」オレは大阪へ出てきてから、引越しばかりしている。そういう意味ではそれが日本からアメリカであろうと生活の場所が変るだけで、それほど大きな問題と考えていなかったが・・・ショーコは何か感慨深いものがあるようだ。オレ「じゃー横山、始めてくれ」横山「はい。まずスケジュール表を見てください。明日、伊丹空港11時発の羽田行きに乗ってそこから成田空港へ移動します。そしてニューヨークへの直行便に・・・」横山が作成してきた書類のコピーが配布され、スケジュールの確認から始まった。横山は旅行添乗員顔負けの諸注意を説明した。オレは買収したビルの管理会社、不動産屋、施工業者、それらを自分の手帳のものと比べていた。横山「後、何か質問はあります?」四方「向こうでの行動は二人一組ですよね?」横山「ムーさんとショーコさんオレと四方さんが基本と言う事です^^語学力のバランスなどを考慮した結果そうなりました」四方「わかりました」オレ「当日の予定表にある通り、とりあえずは我々のビル「mar's BLG」に行ってねぐらを確保する。」「5階の工事は一部を残して完成しているので、先に送った荷物を部屋割り通り運び入れるところから始める」「2日目以降はタイムズ・スクウェアの店の進捗状況と次の店のロケーション選び、1、2階の事務所スペースの構築などなどだが・・・」「実生活の面で日本とはサービスの質が全然違うから、黙って待っていたら忘れられるだけだ。また一歩外へ出たらボーとしないように、最初は緊張の連続でストレスが溜まると思うけど、皆で仲良くやろうな!^^」その後オレたちは4人で、ミナミの街へ出て「満楽」へ行った。ニューヨークへ行ってしまうと当分はうまい鮨を食べれないだろうと、テーブル席でしっかりと飲んで食った。松村さんは現れなかった。オレと横山は東洋ビルに行き、サウナに入った。ショーコと四方はスカイマンションに戻った。ショーコと四方はショーコの部屋で眠り、オレと横山はオレの自室で寝た。▼1982年3月29日・・・伊丹空港には、理沙に理恵、佐和子、松井、前田、石井、それに松村のジーさんと紗也乃ママまで見送りに来てくれた。そして、オレと横山、ショーコに四方の4人でニューヨークへ旅立った。「ミナミ復活篇・完」Next Story>>>>> <<<<<Back Story━…━…━…━…━…━…━ My History Index━…━…━…━…━…━…━
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